ループ状のマフラー「スヌード」、ファー付きのブーツのように見えるレッグウオーマー、カラフルな腹巻き…。ひと巻きで印象を変えるデザイン性の高い防寒アイテムが人気を集めている。手持ちのアイテムにプラスするだけで今年風になる経済性も受けているようで、女性だけでなく男性アイテムにも変化がみられる。(村島有紀)
◆着こなし自在 rmt aion
大きな輪になったマフラー「スヌード」はもともと、耳の長い犬が食事のときなどに耳を汚さないように巻いたターバンのようなもの。今年は女性用のファッションアイテムとしてニットやファーなどさまざまな素材が登場。風が吹いても落ちず、扱いが楽なのが特徴だ。両腕を通して肩と腰に引っかけるとベストのような室内着になり、2通り以上の着こ
なしが楽しめる。9月ごろから売れ始め、幅広い世代から支持を集めている。
西武池袋本店(東京都豊島区)は昨年、1つのメーカーしか取り扱わなかったが、今年は3社に増加。ファーも含めて約20タイプを販売中だ。価格はニットの場合、6千?7千円台が中心。ファーはラビットで約1万5千円からとやや高めだが、手持ちのコートやジャケットに巻
くだけで全体の印象が変わり、今年らしさが演出できる。
巻くだけで雰囲気ががらりと変わるのは足元も同じ。三越銀座店(中央区)では、ブーツの上部に巻くアクセサリーとしてラビットのファー(3990円)を扱ったところ、入荷当日に売り切れとなる人気ぶり。担当バイヤーの関本里美さんは「ショートパンツやミニワンピースなど丈の短いファッ
ションの足元を演出するのに適しています。ロング、ショートともに手持ちのブーツにプラスするだけで手軽にニュアンスを変えられ、経済的。取り外しのできるファー付きのブーツも人気です」。
靴下のコーナーではファー付きのレッグウオーマー(6千円前後)なども登場。こちらもブーツの上から見せることで、ファー付きブーツに早変わりする。
◆外出着にも活用
お腹(なか)を守る腹巻きも変化している。人に見せない印象が強いが、今冬は男性用腹巻きにストライプや幾何学模様などカラフルでおしゃれなアイテムが登場し、人気を集めている。ワイシャツとパンツに合わせると礼装時のサッシュ(飾り帯)のようにも見え、外出着としても活用できそうだ。
日本橋高島屋
(同)では、ピエール?カルダンやコムサメンなど6ブランドの腹巻きを展開。黄色やパープルなど鮮やかな色遣い▽肌触りが良い薄手素材▽保温性が高い?といったアイテムが人気だ。9月以降、昨年比2倍を売り上げ、既に品薄になっているアイテムもある。
バイヤーの松原重人(しげと)係長は「2千円前後と手ごろな価格のため、プレゼントとして購
入される女性もいます。部屋着のおしゃれを楽しみたい男性に受けているようです」と話している。
【関連記事】
佐々木希、モデル流スーツ着こなし術披露
男性の着こなし、総合的に提案
弾けるポジティブ色 2011年春夏ミラノコレクション
キム?テヒ、ヴィトンを「優雅」に着こなし
通販大手ニッセン 若い女性顧客開拓で
初のファッションショー
米国のアンドロイド訴訟 新産業本質浮き彫りに
引用元:レッドストーン rmt
0 件のコメント:
コメントを投稿